Publish date: 2024-05-22

ダニに噛まれないように注意していても、噛まれてしまう時はある。本記事ではダニに噛まれた時の症状や対策について詳しく解説する。

皮膚科医いわく、ダニに噛まれた後の症状には個人差があり、他の虫刺されと同じように小さな赤い腫れや、ちょっとした痒みを起こすこともあるのだそう。

もし、体のどこかにダニがついているのを見つけたら、焦らずに対処することを心掛けて。

ダニは、脇の下や膝の裏側、足の付け根の周囲など温かくて湿りがちな隠れたエリアに引き寄せられていくため、どうやって患部以外の皮膚に影響を与えずに適切にダニを取り除くかを理解することが重要だ。

そこで、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)が提案している特定の指示は以下の通り。

ダニに噛まれた跡の対処法

ダニを取り除いたら、消毒用アルコール、もしくは石鹸と水を使って噛まれた部分を清潔にするよう、CDCは勧めている。

「そのように対処することで、細菌や他の刺激物が皮膚の他のエリアに広がるのを防ぎます」とEternal Dermatology + Aestheticsの創業者で公認皮膚科医を務めるアイフ・J・ロドニー医師は言う。

その後、石鹸を使って水できれいに手を洗い流すことも忘れずに。

また、ロドニー医師は「噛まれた跡に軽く絆創膏を貼って、汚れや細菌から保護すると、よりいいですね」ともアドバイス。

さらに炎症を起こしたり表面が硬くなった場合は、感染リスクや炎症が長続きするのを抑えるために「抗生物質クリームを塗ると役に立つかもしれません」と公認皮膚科医でNYのマウントサイナイ医科大学の皮膚科臨床准教授であるギャリー・ゴールデンバーグ医師は説明する。

ダニに噛まれると、治るまでに2週間程度かかることがある。それに伴い、CDCは、噛まれたエリアに対処しながら、30日間は特にライム病などダニが媒介する病気の症状がないか注意するよう呼びかけている。

また、症状の中には次のようなものが含まれる(これだけではない)。

医者に行く必要があるのはどんな時?

cropped view of dermatologist examining skin of patient with magnifying glass in clinic

LightFieldStudios//Getty Images

注意するべきことは、ダニに噛まれたことによるひどい感染と、ダニが媒介する病気の2つだ。

ダニに噛まれることで起こる感染は、膿みや腫れ、炎症や痛みを引き起こす場合があるとゴールデンバーグ医師は言う。

万が一、ダニに噛まれて感染した疑いがある場合は、皮膚科医や、かかかりつけの医師に治療してもらうこと。

「体の痛みや倦怠感、熱、寒気など風邪のような症状がある場合は、ライム病の原因となる細菌に感染した可能性があります」とロドニー医師。

上記のような症状が出たら、直ちに医師の診察を受けることを心掛けて。そうすることで、医師は症状や暴露歴についてさらに特定の質問をし、血液検査をして適切な診断を下してくれる。

幸い、ダニを媒介とする病気のほとんどは、抗生物質を短期間使用することで治療できるのだ。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

Translation: Mitsuko KannoFrom Prevention

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Korin Miller is a freelance writer specializing in general wellness, sexual health and relationships, and lifestyle trends, with work appearing in Men’s Health, Women’s Health, Self, Glamour, and more. She has a master’s degree from American University, lives by the beach, and hopes to own a teacup pig and taco truck one day.

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